『クライア・クライア』歌詞ページ
『クライア・クライア』歌詞ページ
絵本のような世界観を描くアルバムですので、絵本風の歌詞ページをご用意しました。
画像サイズが少し大きめとなっておりますので、必要ならば横スクロールや縮小をご利用ください。
最下部にテキスト版も残しておきますので、コピー等必要ならばそちらをどうぞ。
テキストにはUnicodeを使用していますが、文字化けしたり正常に文字が表示されない場合、
エンコードをUnicodeではなくshift_JISに、また、デフォルトのフォントを使用していない場合はUnicode対応フォントを使用して表示してください。
当アルバムで歌詞で使用している特殊な文字は、
Track6 浮く涙 の歌詞に使用されている、
ð(エーズ)、Þ/þ(ソーン)、æ(ae合字)、
á(aアキュートアクセント)、é(eアキュートアクセント)、í(iアキュートアクセント)です。
創作言語ドリームウェーヴァラ語の使用が少ないのでとても少ないです。
Track1 泣き虫の留夢
えん、えんと 延々と
泣き虫な君の涙の落ちる底
暗く、昏く深淵の向こうへ
滲みながら消えていく
夢を違えて 夢を違えて
たったひとつの留夢、きっと二度とない童夢
こどものような顔をして
ラタスラドの風に乗って
こくり、こくりと首を振りながら
揺らめく視界を遮って
煌めく熱を帯びて 白日は、沈みゆく街に
ゆら、ゆらりとただ、ただ静かに
燦めくアガルタの如きキジオークォへと堕ちて行く
雪が降るとそこは ドレムオルドの音が鳴る
えん、えん、延々と、延々と
胡蝶の夢、穢れていく
白日の下で
Track3 ナクナクの底へ
泣く泣く、暗い暗い底へ
ゆっくりと、ゆっくりと降りていく
ナクナクの底には 雪が降る
解けた心の熱は あなたを転ばせてしまう
振り返らないで 見上げないで
ここはナクナク、奈落、奈落の底
静かに落ちて 未来永劫、沈んでしまおう
Track6 浮く涙
Vina tidlik fálo skjarri, skjarri
Likí væsnír skjarr klánnar
Arno bláe, arno bláe skjarr sár neðri cerelora
Þéri, þéri, állarað tidlik fálo
Skjarri, skjarri, flat tidlik narga knarnag cerelora
Þéri, þéri
Vina tidlik fálo skjarri, skjarri, skjarri
↓日本語訳↓
浮かび上がる涙 空へ、空へ落ちていく
泣き腫らした空に 潤いを与えるように
かつてないほどに青い、青い空は
悲しみの色に見える
泣いて、泣いて 裏切りの涙が落ちる
空へ、空へ 上る涙はやるせなさが透ける色
泣いて、泣いて
浮かび上がる涙 空へ、空へ落ちていく
Track7 Crier's vision
行き場を無くした心では
歩くことすらままならない
血みどろの視界は 火照る、火照る体を溶かして
行き場のわからぬ身体は ただ、ただ、輝かしい翼を欲していた
血か 涙か
視界は滲んで つらいよ、つらいよ
二人で立つと決めたはずなのに
血は仲間を求めている
ずるいね、ずるいけど
仕方なかったのでしょう
孤独な夜の女王、妹とたった二人の吸血鬼
どこまでが救いだろうか
どこからが試練だろうか
知を呑み、血を飲み、渇きを潤して
涙は増えるばかり
泣かないで
あなたのぶんまで私が泣くから
この翼があなたと同じだったなら
何か変わっただろうか
Track9 空泣
喉が渇く 目が乾く
頬は爛れ 目を閉じた
いっそ このまま 闇へと餐まれて
心を蝕んで 闇を食む
空色涙 ぽっかりと空いた目の端から落ちて
大地を綻ばす白日の下 全ては黒に変わる
夢から醒めて空は褪せてく
嗚呼、嗚呼、空恨めしき空亡(くうぼう)、空亡
闇を食む 心は失せて
失くした四肢の味も嫌いじゃなかった
空色涙 ぽっかりと空いた目の端から落ちて
大地を飲み込んで 白日の下 全ては黒に変わる
夢も無く 空も泣く
嗚呼、嗚呼、空恐ろしき空亡(くうぼう)、ソラナキ
黒い涙 ぽっかりと空いた空の上から落ちて
大地を突き破り 白日の下 全ては黒に変わる
火も失く 空も亡く
嗚呼、嗚呼、空悲しき空亡(くうぼう)、空亡(ソラナキ)──
喉が渇く 目が乾く
頬は爛れ 目を閉じた
黒日は全て 私の為に
あなたの為に
涙ごと 涙ごと
全てを飲み込んで奪い去ったの